亀山陽平さんは、総合資産戦略パートナーとして、法人と経営者個人の両方の資産を最大化するためのサポートをされています。初の著書である『金持ち社長 貧乏社長』も好評で、経営者限定の資産戦略勉強会なども行ってきました。本稿では、江上治がそんな亀山陽平さんに行ったインタビューをご紹介します。

亀山陽平 氏
総合資産戦略パートナー
株式会社マネミル 代表取締役 CEO

青山学院大学経済学部卒業。大学卒業後、入社した一部上場保険会社にて税理士のサポート営業に従事。税理士事務所の所長・幹部・スタッフと9年間でのべ5,000回以上面談し、2015年度に全国No.1の実績を挙げる。現在は、税理士事務所専門で収益アップとスタッフの定着・育成のサポートを行っている他、中小企業経営者とお金の専門家をつなぐマッチングサイト『金融資産View』を運営している。初の著書『金持ち社長 貧乏社長』がセルバ出版から発売中。

金融資産View
https://money-view.jp/

初の著書『金持ち社長 貧乏社長（セルバ出版）』

江上治の講座参加が独立のきっかけに

江上治（以下、江上）――亀山さんは私の講座を受講してから独立されていますが、その経緯などを、自己紹介を含めて改めて教えてください。

亀山陽平氏（以下、亀山氏）――大学を卒業してから、大同生命に入社して9年ほど仕事をしました。主に、税理士/会計事務所のサポート営業です。保険代理店業務を行っている税理士/会計事務所の売上アップがミッションでした。在職中の9年間のうち、約2年は資産運用部門にいました。2015年に江上さんと出会って講座を即受講し、講座で「全国1番になる」と宣言して、その宣言どおり新契約高で380人中1番になることができました。独立は漠然と考えていたのですが、宣言を実現できたことが自信になって一歩を踏み出せたという感じです。

現在は、中小企業向けに法人と経営者個人の手残り・資産の最大化のための資産戦略構築をしています。

サラリーマン時代から独立欲はあったのですが、どんなことで独立するのか、独立してやっていけるのか不安もありました。江上さんの講座に参加したことで自信を持つことができ、自分の価値やなにをすべきかを明確にできたと思います。独立の方向性を固めるきっかけになったことは間違いありません。

保険会社の一社専属では、お客様にご提供できる商品・サービスの幅が限られてしまい、限界を感じていました。お客様は、その保険会社の保険に入りたいわけではありません。あくまでも、資産を守り増やすことが目的です。その目的を達成すること、伴走することが自分の役割ですので、役割を果たすためには独立するという選択肢しかありませんでした。

自分の武器や才能はだれかに言ってもらわないとわからない

江上――独立を検討するとき、「好きなことを仕事にするか」「顧客の課題解決を仕事にするか」を考えると思います。本来的には、お客様の課題を解決しないと報酬はいただけないわけです。それなら、自分が一番評価されていることはなにか？を徹底的に考える。そんなプロセスが必要でしょう。

亀山氏――受講する前は、自分の武器や才能が何なのかわかっていませんでした。だれかに言ってもらわないと、自分ではなかなかわからないのではないでしょうか。同じ営業でも、人によって得意なことは違います。キャラクターもありますし、ご提供できるソリューションも違うと思います。

江上――亀山さんの場合、相手の課題をしっかり把握して、その解決策を提供できることと、アフターフォローをコツコツできることが強みだと思います。よく保険営業が「税理士の先生と提携したい」と言うのですが、税理士の先生の悩みや課題を理解できないと、提携なんてしてもらえません。その点、亀山さんは税理士の先生の課題を把握し、具体的な解決策の提供までできる。それも、やりっぱなしではなくアフターフォローもできる。だから独立後も事業を軌道に乗せることができたのでしょう。武器や才能は、だれかに聞いた方が早いですし的確だと思います。

（後編に続く…）