おはようございます、江上治です。
私たちは、これまでの経験を通じて成長してきたが、環境が人のパフォーマンスに与える影響は非常に大きい。時には環境が変わることで、突然能力が開花し、劇的に成績が向上する人もいる。こうした「化ける」瞬間を経験する人は決して少なくない。50代に差し掛かり、自分の限界を感じている人でも、環境を変えることで新たな可能性が開けることがある。
私自身もサラリーマン時代にある程度の成績を残していたが、今思えば、当時は自分の本当の能力を発揮できていなかった。今の環境に身を置いているほうが、サラリーマン時代よりはるかに稼げている。もしあのまま会社員を続けていたら、講師業や執筆家としての能力が開花することはなかっただろう。私には「口が悪い」「単純作業が苦手」という短所があるものの、周りのフォローで自分の強みを活かせている。
多くの日本企業では「ミスがない」「すべてをそつなくこなす人」が評価される傾向が強い。ミスのない事務処理や細かい仕事が得意な人が高く評価される一方で、私のように単純作業に向いていない人は、どうしてもパフォーマンスを発揮しにくい。しかし、環境が変わることで自分に合った仕事の仕方やスタイルが見つかり、やっと本来の能力を発揮できるようになるのだ。自分の持っている資質や才能を活かせる場所を見つけることが、50代からのさらなる成功へのカギとなる。
時にサラリーマンという枠に閉じ込められていては、自分の真のポテンシャルを見出せないこともある。50代になり、キャリアの終盤に差し掛かった今だからこそ、環境を見直す勇気を持つべきだ。もしくは会社以外の場所で探すのもいいだろう。自分に合った環境に身を置くことで、新たな可能性が広がり、さらなる成長や収入の増加を実現できる。「化ける」瞬間を迎えるためにも、自分に合った環境を探し、自分の強みを最大限に活かせる場所を見つけよう。
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